見事、恩納村漁協の経営 モズクと海ブドウの2トップによる

12月 12, 2019 モズク, モズクの話

見事、恩納村漁協の経営 モズクと海ブドウの2トップによる

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恩納村漁協の損益計算書(部分を加工)をみるろ、事業総利益の伸び悩みを、事業管理費抑制により、事業利益確保を達成していることが分かる。自営事業収支差額増大も見事だ。

 モズク生産量が減少した年でも事業利益を計上し続けている沖縄県内唯一の漁協・恩納村漁協の経営内容を詳しく分析してみよう。『漁業協同組合の現況』(沖縄県漁協強化推進協議会)の内容は数年前までの漁協の業務報告が掲載されている。最新版は2016年度である。

 2012~2016年のモズク生産量(沖縄県もずく養殖振興協議会調べ)は、

971トン、271トン、508トン、330トン、397トン

と低水準だ。

 グラフからも分かるように、加工事業は落ち込んでいるが、海ブドウなどの自営事業収支差額が大きく伸び、事業総利益アップに貢献していることが分かる。2トップ(モズク加工事業、海ブドウ自営事業)を持つ恩納村漁協の強みを十分に発揮している事が分かる。

 事業管理費は2012、13、14年と膨れたが、翌15年には縮小し、16年も引き続き抑えられている。ここは、久米島漁協との違いで、収支のバランス感覚に優れていることがみてとれる。

 収益の柱であるモズク加工が縮小しても、一方の柱を増大させ、最終的に事業利益黒字化、当期未処分剰余金を計上する恩納村漁協の経営は見事というほかない。背後にモズク取引業者との信頼関係もあることは言うを待たない。

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