平年より海水温高いよ モズク業界最速 2020年モズク生産予測

気象庁地球環境・海洋部が12月27日、発表した海水温・海流1カ月予測によると、 「東シナ海、沖縄の東、沖縄の南の海面水温は、平年よりかなり高い」という。
図は12月26日時点での実況図だが、沖縄周辺は25℃で、平年よりも、かなり高いまま推移している。
同庁海洋部は1月末まで予測しているが(本サイトでも順次詳報する)、いずれも海水温は平年より高いまま推移すると予測している。このことから、養殖モズク漁業は、通常通りのスケジュールで養殖すると、温度帯が狂い、失敗するだろう。
養殖モズク生産量は大減産の見込みだ。
ただし、モズク生態環に適合した最適温度で養殖するならば目標生産量2万トンぎりぎりは達成できるかもしれない。そのことはスーパーモズク漁師の渡名喜盛二さん(前久米島漁協長)が指摘していたこと。
モズクの声を聞き養殖することが今期の成功のカギを握る。