自然環境サイクルとモズク生活環の適合は?–昨年1月、オキナワモズク249.7トン水揚げされている。

1月 15, 2020 モズク, モズクの話

自然環境サイクルとモズク生活環の適合は?–昨年1月、オキナワモズク249.7トン水揚げされている。

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 一昨年12月、伊是名漁協はオキナワモズク80.1トン水揚げし、県内で最も早く前期オキナワモズク漁をスタートさせた。異例の早さだが、逆算すると同年9月には本張りしている計算になる。その後、同漁協は失速し、大幅減産となる。 昨年(2019年)1月、同じく伊是名漁協で126.2トン、勝連漁協で41トン、知念漁協で26.5トン、宮古島漁協で14.6トンの水揚げがあった。これは藻体のやわらかい”早摘みモズク”、あるいは”早取りモズク””早出しモズク”と呼ばれるもので、生モズクとして生鮮流通か、あるいは冷凍しスープ用として出荷される。

 8、9年ほど前、「藻体が柔らかいモズクは十分に成熟していないため、歩留まりが悪く、本土加工業者から苦情が来る」ことを理由に沖縄県もずく養殖業振興協議会はこの”早摘みモズク”の水揚げを控えるように指導していた。

 しかし、スープやサラダにするとのど越しが良く、沖縄側が本土加工業者に頼らずにモズクマーケットへ参入でき、さらに、新たな市場拡大になることから、この方針はあやふやになった経緯がある。

 しかし、この早期の水揚げは、網への種苗付着、苗床張り、本張りなど養殖工程の大幅な前倒しを意味する。自然サイクルとモズク生活環がかみ合うか、不都合を起こしているのかが大きな問題だと言えるのだろう。

 

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