2次加工業をもっと伸ばせ!

1月 20, 2020 モズク, モズクの話

2次加工業をもっと伸ばせ!

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 図5-2-4「産業のスカイラインチャート4」はウエハラが2011年調査研究したモズク産業連関表分析で使ったスカイライン分析で、全産業からモズク養殖業、モズク1次加工業、モズク2次加工業を抜き出し、表示してみたものである。 

 グラフの高さは、右軸の隣に説明しているように、上から移入・輸入率、自給率を合算したものだ。合算したものは総需要量であり、また総供給量でもある。

 モズク養殖業(モズク漁業者)、モズク1次加工業者はいずれも高い総需要量があり、自給率も当然高い。モズク養殖業の自給率は400%、モズク1次加工業の自給率は700%もある。国内シェアの99%を握る養殖モズクの産地だけに当然か?ではグラフ上部の50%の移入・輸入率とは何か?

 実はこれを説明するには初歩の経済学を学ばないといけない。産業連関表を説明するときに競争輸入型か、非競争輸入型かを決めておかなければない。競争輸入型は日本のようにほとんど自由に輸入がなされている社会。非競争輸入型は交易のない封鎖経済を意味する。ウエハラは当然、現在の沖縄社会に合わせて、競争輸入型産業連関表を作成した。

 モズク養殖業であっても、燃油、網、鉄筋などの資材は移入・輸入によって賄われている。モズク養殖業、モズク1次加工業のグラフ上部の50%はそのことを表している。

 モズク2次加工業は自給率90%、移入・輸入率50%で、総供給量140%くらいか?モズク養殖業から原料のモズク9割が他府県のモズク加工業者へ流れ、わずか10%でやりくりしているのだが、総需要量140%も生産している。では残った40%はどこへ行くのか?

 恐らく、輸出か移出、あるいはインバウンド客、本土観光客の土産品になっているかもしれない。ウエハラは経済波及効果の高いこの2次加工業にこそ行政的施策を講じるべきだと考えている。

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