1次加工業の粗付加価値、少な過ぎ!

1月 22, 2020 モズク, モズクの話

1次加工業の粗付加価値、少な過ぎ!

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産業の総生産を100とした場合の中間投入と粗付加価値の構成比

 昨日、このサイトで上の図の説明をしたが、本日はモズク1次加工業についてもう少し説明をしたい。モズク加工業の総生産を100とした場合、中間投入はなんと88.7もある。

 それは、モズクそのものと、塩などの原材料、ビニール袋、モズク缶、電気、運送関係などであるが、その中間投入が実に88.7も掛かる。残り粗付加価値は11.3しかない。ちっぽけな粗付加価値の内輪でのうち雇用者所得は5.6だ。そして、営業利益は0.2しかない。ウエハラ絶対にモズク1次加工業はやらないな。

 ウエハラの友人の養殖モズク漁師は、依然、大豊作となり、値段が浜値100円割れした年、

 「モズクを浜業者へ持ち込んだが、次にいつまた持って来いという話はなかった」

と悔しがっていた。成長したモズクは海の中でほったらかしとなり、結局ちりじりとなり海へ消えて行った。

 1次加工業者にとっても本土加工業者か注文を受けているわけでもないのに、リスクを取って円蔵モズクを製造するわけにもいかないとい考えだというのは良く分かる。

 また、モズク1次加工業の場合、加工期間が年間4カ月しなない。モズク1次加工業専業でやっている民間企業は、従業員確保にも非常に苦労している。労働者にとって、年間4カ月しか採用されないなんて、なかなかその企業へ行こうと思う労働者ってそう簡単にはいないだろう。ウエハラが見るにモズク1次加工業のみの企業は衰退し、モズク1次加工業と他の事業との複合経営を採用したところはどうにか生き残っている。

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